デッサンのテクニック
2023.05.05 鉛筆デッサン
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ハッチング 鉛筆を交差させて平行な線を描くことで、暗い色合いを表現するテクニックです。 線の密度や方向を変えることで、トーンを表現することができます。
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クロスハッチング 複数のハッチングを組み合わせることで、さらに奥行き感を表現することができるテクニックです。 線の交差する箇所によって、影の濃淡を表現することができます。
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トーンペーパーを利用する 白い鉛筆を利用して、黒いトーンペーパーに描くことで、鮮やかな明暗の表現が可能になります。 トーンペーパーに合わせて、白色の鉛筆や黒色の鉛筆を用意すると良いでしょう。
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ブレンディング 鉛筆で描いた線を指やティッシュペーパーでこすることで、線の硬さを消して滑らかな色合いを表現するテクニックです。 筆圧やこする方向によって、表現する質感を変えることができます。
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スミア 鉛筆を紙に密着させて線を描いた後、指やティッシュペーパーでこすることで、鉛筆の芯が紙に染み込んで色合いを表現するテクニックです。 描画する色と混ぜることで、より自然な色調を表現することができます。
これらのテクニックを組み合わせることで、より豊かな表現が可能になります。 ただし、テクニックにばかりこだわらず、自分なりの描き方を見つけることも大切です。
練り消しを使ったテクニック
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やわらかい陰影の作り方まず、鉛筆で陰影を描きます。 その後、練り消しで鉛筆の線をぼかして、やわらかい陰影を作り出します。 このとき、練り消しを軽くこするだけでなく、指で練り消しの表面をなでるようにすると、より自然な陰影が作り出せます。
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光の当たり方の表現まず、鉛筆でモチーフの形を描きます。 その後、練り消しで明るい部分をぼかして、光の当たり方を表現します。 このとき、練り消しを軽くこすだけでなく、指で練り消しの表面をなでるようにすると、より自然な光の表現ができます。
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細かい部分の修正鉛筆で描いた細かい部分に、練り消しを使って微調整することができます。 練り消しの表面を細かく丸めて、小さな部分にも対応できるようにしておくと便利です。
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白い部分の表現白い部分を表現する際にも、練り消しを使うことができます。 まず、紙の白い部分をそのまま残しておきます。 その後、練り消しで周りの鉛筆の線をぼかして、白い部分を際立たせます。
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グラデーションの表現練り消しを使って、鉛筆で描いた線をぼかすことで、自然なグラデーションを表現することができます。 特に、柔らかいグラデーションを表現する際には、練り消しをうまく使うことが重要です。
仕上げる際の注意点
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過剰な調子入れは避ける 調子入れは、デッサンの仕上げにおいて重要な作業ですが、過剰に行うと作品が濁ってしまうことがあります。 調子入れをする際には、適度な量を使用するように心がけましょう。
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紙面の保護 デッサンの仕上げには、修正液やシャープペンシルの芯などを使用することがありますが、これらの素材は紙面を傷つけることがあります。 そのため、紙面を保護するために、紙の下にクッション材などを敷いたり、手を置いたりすることが重要です。
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完成度のバランス デッサンの仕上げには、できるだけ完成度の高い作品を目指すことが重要ですが、過度な精密さやきれいさを追求すると、生気や表現力が失われることがあります。 そのため、完成度と生気・表現力のバランスを考えながら仕上げを進めることが大切です。