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Stable Diffusion webUIの導入方法

2023.08.20 AIによるアート
Stable Diffusion webUIの導入方法 $(function(){$(document).on('click','#gig',function(){$('.sd_sumple img').remove();$('.sd_sumple').append('

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webUI(AUTOMATIC1111)はブラウザをインターフェースとして使い、簡単な操作でAI画像生成を行うことができるツールです。

最新のバージョン1.5.1ではプラグラムの知識がほぼ0でもインストール可能になっていますが、エラーなどは自己解決する必要があります。

以下ではWindows11の環境での導入方法を例として紹介します。

推奨スペック

OSWindows 10/11 64bit
CPUCore-i シリーズ
Ryzen シリーズ
メモリ16GB以上
GPU8GB以上

詳しいことが分からない方は「NVIDIA製のGPUが内臓されているPC」が条件と考えてください。

導入の手順

Python v3.10.6をインストール

以下のリンクより「Windows installer (64bit)」を選び、Python v3.10.6をダウンロードします。

Python v3.10.6

Add Python 3.10 to PATHにチェックを入れてインストールします。

Install launcher for all users(recommended) Add Python 3.10 to PATH

チェックを入れ忘れると手動でPATHを通す必要があります。

Gitのインストール

以下のリンクより「64-bit Git for Windows Setup.」を選び、Standalone版のGitをダウンロードします。

Git for Windows

いくつか設定を聞かれますが、特に変更せず「次へ」をクリックしてインストールします。

Stable Diffusion webUIのダウンロード

Stable Diffusionをインストールしたい場所にフォルダを作成します。ここでは仮に「SD」とします。 フォルダ名は任意ですが、日本語やスペースを含めないようにします。

SD

作成したフォルダを開き、アドレスバーに「cmd」と入力してエンターキーを押します。

PCWindows(C:)ユーザー●●SD

コマンドプロンプトが起動したら、以下のコードを入力してエンターキーを押します。

コピー

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

コードが実行され、WebUIのダウンロードが開始されます。
「SD」フォルダ内に「stable-diffusion-webui」フォルダが生成され、起動に必要なファイルがダウンロードされます。

モデルファイルのダウンロード

Civitaiというサイトから好みのモデルファイルをダウンロードします。

モデルファイルとは、学習データのことで、生成する画像の基礎的なテンプレートのようなものです。ファイルサイズが大きいため、HDDの容量を十分に確保してください。

Checkpointと書かれたファイルをダウンロードし、先ほど生成されたフォルダにファイルを置きます。モデルの拡張子は「.ckpt」と「.safetensors」の2種類存在しどちらでも動作しますが、「.safetensors」が最適とされています。

SD(最初に作成したフォルダ)stable-diffusion-webuimodelsStable-diffusion■■.safetensors(ダウンロードしたモデルファイル) モデルファイルが無い状態でも、起動時にベースモデルが自動でダウンロードされるため、この手順はスキップしても構いません。
モデルとは別にLoRAファイル(モデルと組み合わせて使用する学習データ)もダウンロード可能です。

LoRAファイルはLoraフォルダにファイルを置きます。

SD(最初に作成したフォルダ)stable-diffusion-webuimodelsLora(フォルダが存在しない場合は「Lora」フォルダを作成します)◆◆.safetensors(LORAファイル)

webUIの初期設定

この手順は任意です。動作を確認してから試してください。

デスクトップで右クリックし「新規作成」→「テキストドキュメント(メモ帳)」から新規テキストを作成して開きます。

新規テキスト
ドキュメント

「SD」→「stable-diffusion-webui」フォルダ内に作成されているwebui-user.batを、開いている新規テキストへドラッグ&ドロップします。

SDstable-diffusion-webuiwebui-user.bat
webui-user.bat

webui-user.batがテキストで開かれ編集可能になるので、以下を追記します。

GPUがRTX30**~RTX40**系の場合

コピー

--autolaunch --xformers

GPUがGTX10**~RTX20**系の場合

コピー

--autolaunch --medvram --xformers

VRAMが4GBクラスの場合

コピー

--autolaunch --lowvram --xformers

自分のPCのGPUに合わせて「COMMANDLINE」にオプションを追記します。

autolaunch起動時に自動でブラウザを開きます。(推奨)
xformersAIの生成速度を高速化します。(推奨)
medvram生成速度を落としてVRAM消費量を軽減します。
lowvramさらに生成速度を落としてVRAM消費量を軽減します。

--〇〇という形で記述し、「 」半角スペースを開けて繋げます。
編集後に「保存」したらテキストを閉じて設定完了です。

デスクトップに新規作成したテキストは空なので削除して構いません。
GPUの確認方法

1.Windowsスタートボタンを右クリックします。

2.「タスクマネージャー」を起動させ、左メニューから「パフォーマンス」をクリックします。

3.「GPU」をクリックして、右上に表示されているGPUを確認します。

4.下部に表示されている「専用GPUメモリ○○/●●GB」の●部分がVRAMです。

webUIを起動する

webui-user.batをダブルクリックすると、コマンドプロンプトが開き、起動の準備が開始されます。

SDstable-diffusion-webuiwebui-user.bat
webui-user.bat
初回起動は時間がかかります。

起動に必要な処理が行われ、完了するとコマンドプロンプト内にURLが表示されるので、コピーしてブラウザのアドレスバーへ張り付けてエンターキーを押します。

初期設定で「autolaunch」を設定している場合は、自動でブラウザが起動します。

URL: http://127.0.0.1:7860

ブラウザにUIが読み込まれ画像生成が可能な状態になります。

起動後はコマンドプロントを開いたままにしておきます。

コマンドプロンプトを閉じることでStable Diffusion webUIが終了します。

次回起動からは、このwebui-user.batから起動させるようになるため、ショートカットを作成して分かりやすい場所に設置しておくと便利です。

webui-user.bat -
ショートカット

画像を生成する

フォームの「Prompt」欄に適当なプロンプトを入力して「Generate」をクリックすると、画像が生成されます。

ここにプロンプト(指示文)を入力します。 ネガティブプロンプト(否定したい指示文)を入力します。

↙️ 🗑️ 🎴 📋 💾

Styles

🔄

プロンプトは「,」カンマで繋いで複数指定することで精度が上がります。

その他

オンライン上でPythonやGPUを利用できる『GoogleColab』を利用することで、PCのスペックに関係なくStable Diffusionを使うことができます。
ただし、GoogleColabは毎回設定が必要な点や利用に制限がある点を考えると、継続的に利用する人にとっては、実用的ではないかもしれません。

webUIは拡張機能を使用することでAdobe Photoshop Betaから操作することも可能です。Photoshop BetaにはAdobeの生成AI「Firefly」が実装されていますが、モデルやLoRAなどを利用することによって、よりクオリティの高い画像生成が可能です。

Photoshop BetaからStable Diffusionを動かす(導入編) Photoshop BetaからStable Diffusionを動かす(操作編)

Stable Diffusion webUIについてより詳しく知りたい方はGitHubを参考にしてください。

また、webUIの使用方法や拡張機能によるカスタマイズなどは、多くのブログで紹介されているため、そちらを参考にしてください。

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