no category2010.02.15

お出かけ♪

先週12日の金曜日は久々のお出かけ中継でした♪
で、お出かけした先はというと岡山県立美術館。
今回東京富士美術館の企画展『ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展』が開催されているというので、お邪魔してきました。

この企画展は大人気で、平日だというのに多くの方が来館していました。
会場に入ると美術館特有の香りと空気にふわっと包まれ、私を遠い昔、歴史の世界へと誘ってくれます。
会場に展示された約200点の絵画、工芸、食器、家具、宝飾などのさまざまなジャンルの作品。
どれもため息が漏れるほど美しく、目を見張るものばかり。
18世紀の女帝マリア・テレジアの時代から19世紀最後の皇后エリザベートに至る時代を中心に、華麗な宮廷生活を窺い知ることが出来ます。
学芸員さんの話によると、マリア・テレジアはその生涯で多くの子供を生み、子供達に最高の教育を施すため、宮殿には世界最高峰の品々を取り揃えたという。
そしてその中で英才教育を受けた子供達はヨーロッパのあちこちの国へ嫁ぎ、巨大帝国を作りあげた。
武力を持たない小さな国オーストリアがこのような巨大帝国を築くことが出来たのも、きっとこうした女帝の外交力、女性力の賜物なのでしょう。
この企画展はそうした戦乱の世の中を、賢く美しく生き抜いたマリア・テレジアの魅力も存分に感じることが出来ます。
椅子1つとってもやはり美しいものは美しい。
華麗な宮廷生活の美に触れながら、同じくその時代を美しく生きた女性の『女性力』を感じていただければと思います。
会期は21日日曜日まで。8日・15日の月曜日はお休みですのでご注意を☆

2010 02