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日記・エッセイ・コラム2007.05.26
学ぶ心
今日は着付けのお稽古に行きました。 今日は自分が着物を着たり、帯を結んだりするだけではなく、人に教えるお稽古をしました。 教室には、長襦袢(ながじゅばん)から着物を着て、二重太鼓を結ぶ人、半幅帯の変わり結びを練習する人、着物を綺麗に着る練習をする人など、様々な生徒さんがいます。 一人の生徒さんに気を取られていると、別の生徒さんにほとんど目がいってなかったり、2つの帯結びが混同してしまって、間違えたことを言ってしまったり。その人に合った指導をすることは容易なことではありません。 初心者の生徒さんの側について、着方から帯結びまでお稽古していると、いろいろなことに気がつきます。長くやっていると基礎的なことについて自己流というか、簡略化していたり、忘れているところなどがあり、教えているつもりが、教えられてしまいました。 何事にもいえることですが、基礎は本当に大切です。しっかりとした基礎があって積み上げたものは少々のことでは崩れないのですから。 経験を重ねていけばいくほど、『初心忘れるべからず』です。積み上げてきた自信の中にも、人の意見を聞いたり、学ぼうとする謙虚さをいつまでも持ち続けていたいものです。
2007 05
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