日記・エッセイ・コラム2008.08.18

富士登山 〈2日目〉

まだ空が薄暗いうちに起き出して出発。時間は朝5時。こんなに早起きしたのは久しぶりです。
バスに揺られ富士山3合目までやって来ました。

富士登山2日目は、ここから5合目までエコトレッキングを楽しみます。3合目から5合目までは森林地帯で、ゴールの5合目を森林限界といい、そこから上は岩場になるそうです。絵で描くとちょうど白と青色に分かれたあの部分が5合目なんだとか。富士山クラブの方にガイドして頂きいざ登山開始。
道路から一歩足を踏み入れるとそこは神秘的な世界。気温も涼しく、自然の音しか聞こえません。コメツガ・シラピソなどの原生林、シナの大木など自然がそのままに広がっていました。
地面に可愛いお花が。

なんのお花でしょうか?
さらに進むと天然のカラマツ林がありました。

台風の影響でしょうか?途中、あちこちに木々が倒れている風景も見られ、自然の厳しさを感じました。
弱肉強食ではありませんが、ここでは自然も動物も生まれては死に、また生まれて・・・生態系が守られているんですね。厳しい環境の中でも強くたくましく生きている木や動物たちに、強い生命力を感じました。
自然って偉大ですね。そして人は・・・小さいですね。

そんなことを感じながら、シシガミの森のような富士山を散策しました。
4合目を過ぎた当たりからだんだんと楽しむ余裕もなくなり、最後はやっとのおもいでゴールを目指しました。
キツかったけど色々発見の多いエコトレッキングでした。

その後昼食をとり、お土産タイム。1時間ほどあったので、すぐ近くにあった富士山大社に帰りの無事を祈願。

駐車場に帰ってくると、今まで雲に覆われて見えなかった富士山がキレイに顔を覗かしていました。
天気が崩れると予想されていたこの旅でしたが、予想を覆すいいお天気に恵まれ、お盆の時期なので心配していた渋滞にも遭わず、スムーズに進めることが出来ました。
感謝ですね。

そんなことを想いながら富士山を後にしました。
旅も終盤、三島駅までバスで移動し、そこからは自由解散。お世話になった方々にお礼を言い、再会を約束しました。
この2日間の富士登山を共にできたことは、いくつもの偶然が重なった必然だと私は思っています。
コスモ アースコンシャス アクト クリーンキャンペーン in Mt.FUJIを通して出会ったすべての皆さんと、色々なカタチでつながっていけたらと思っています。また今回初めて真剣に考え、肌で感じた環境問題。自然と共に生きることの大切さをメディアを通して1人でも多くの方に伝えることが私の大きな役割だと思っています。そして私自身も簡単に出来る小さなことから初めていこうと思います。
「RUMI ’SROCK THE SUMMER」-忘れることの出来ない素晴らしいものになりました。
ここで出会った全ての方に感謝です。

2008 08