最新記事
カテゴリ
日記・エッセイ・コラム2008.04.13
サーキット
昨日、美作市にある岡山国際サーキットに行って来ました。 昨日行われたのは、『SUPER GT』と『ホンダエキサイティング・ワンメイクレース2008 CIVIC 』、『NSC OKAYAMA チャレンジカップレース PORSCHE TROPHY 第2戦』、それぞれの公式予選、そして『文部科学大臣杯 HDX』と『SUPER KART』の決勝レース。サーキット場は大勢の方でにぎわっていました。 こちらが放送ブース。実況は事務所の大先輩、シャーリー半田さんと同期の野口くんが担当。白熱した実況が行われているすぐ側で、私は場内放送と実況のアシスタントを行いました。 沢山行われたレースの中でも1番気になったのはHDX。私は今回初めて知ったのですが、このHDXはモータースポーツ界のバリアフリー。つまり障害を持った方や高齢者、青少年、誰もが同じ条件でレースを楽しむことができるスポーツなのです。 HDXでは、スーパーカートにアクセルやブレーキを手で操作出来る装置をつけたマシーンでタイムを競います。誰にも対等な状況になっているだけに、他のカートレースに負けず劣らずホットなバトルが繰り広げられました。 この戦いを征したのは下肢障害を持つ青木拓磨選手。 青木選手は、元2輪世界GPライダーで、世界で戦える有望な選手だったそうです。しかし1998年、開幕前のテスト中の事故で車いす生活に・・・しかし彼は元選手ではなく、今も現役。いつかはパラリンピックでHDXを走らせてみたいと意気込みも十分。不慮の事故に見舞われ、両足の自由を失った今でもレースを愛し、夢に向かって突き進む姿に、深い感動を覚えました。 私なら走ることが怖くなるかもしれない。嫌いになるかもしれない。もう2度とサーキット場にも来ないかもしれない。そんな私の思いをよそに、笑顔で勝利を喜ぶ青木選手は、とても大きく輝いて見えました。 きっと青木選手は生まれながらのレーサーだと思います。そしてなにより走ることが好きなんでしょうね。私も負けないように頑張らなきゃ。
2008 04
↑