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ブログ2010.05.20
一流
こんにちは。先日とても良い話を聞いたので、皆さんにご紹介します。 これはある大工さんのお話です。 一言で大工さんといっても、プラモデルのように出来上がっているものを組み立てていくだけの大工さんもいれば、木を選ぶところからはじめて、一軒のお家を建てる大工さんまで千差万別。 彼の家は代々続く大工さんのお家で、祖父や父の背中をみて育ったせいか、彼は幼い頃から大工さんになるのが夢でした。 そんな彼は成長し、立派な大工さんになりました。 見事夢をかなえたのです。 しかしこれまでの道のりは、決して楽なものではありませんでした。 鑿(のみ)を使えるようになるまで4年かかったといいます。 もちろん、ただ使えるようになるだけなら1年もあればおそらく使えたでしょう。 しかし、彼はそれでは満足できなかったのです。手の位置、力の入れ具合など、自分の理想どおりに使いこなせるようになるまで、毎日鑿を研ぎ続けたそうです。 そして今でも理想どおりの仕事が出来るように勉強中!!とのこと。 家を立てるあの一手は、何十年もかけて作られてきた芸術。 そう思って街を見渡すとあれもこれも。。。 きっと私の知らないところに、沢山の誰かのたゆまぬ努力の賜物があるのでしょう。 どんな職業でも、一流の人は必ず、自分自身と向き合い、一見目に見えないような些細なところまでも、深く深くその道を掘り下げているものです。 毎日たゆまぬ努力を続けられるかどうか。 それが、一流になれる人となれない人との違いなのかもしれませんね。
2010 05
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