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no category2009.02.21
天下の奇祭
昨日、中継で西大寺観音院へ行ってきました。 今日いよいよ行われる『西大寺裸祭り』の前日ということで副住職さんにお話を伺いました。 西大寺裸祭りとは、名前のとおり裸で、投下される宝木(しんぎ)と呼ばれる守護札を奪い合うもの。来年2010年に500周年を迎える伝統あるお祭りです。 そもそもことの始まりは、修正会の結願の日、参詣の信者に守護札を出していたところ、これを戴く者は福を得られると希望者が続出。やむなく参詣者の頭上に投与したところ奪い合いとなったとのこと。それが裸で奪い合うようになったのは、身体の自由を得るためと水で清めた裸の心を神様にお供えするという2つの理由からだそうです。 午前0時、暗闇の中に投下される宝木にはお香の匂いがついていて、匂いをたよりに境内を埋めつくした裸の男たちが動めき合う姿は、一見の価値あり。 宝木を手にした方に御利益があるのはもちろんですが、祭りで使ったまわしを、安産の腹帯として使用すれば元気な子供を産むことが出来る。祭りに参加した男性は厄を除き、福を招く。などなど御利益の多いこの西大寺裸祭り。 宝木投下まで後11時間。 今年の福は誰の手に!